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2024.11.29

デボス加工とは?利用シーンや作成のポイントを解説!

デボス加工という加工の方法をご存知でしょうか。

デボス加工は表面を凹ませて印字するため、 視覚障がいのある人でも分かりやすく、デザイン的にも高級感や特別感の演出に一役買っています。

このデボス加工は、様々な場面で活用されています。本記事では、その利用シーンや実際にこの加工を施す際のポイントや注意点を解説していきます。

 

デボス加工とは?

デボス加工は、平らな素材の表面を凹ませて模様や文字を付ける加工技術です。これにより、素材に触れると手触りや質感が異なる立体感が生まれ、視覚的にも特徴的なデザインを作成することができます。一般的には専用の金型やプレス機を使用して加工を施しますが、技術の進化により、3Dプリンターなどの新たな方法も登場しています。

デボス加工には、一般的な凹凸加工の他にも、さまざまな加工の方法があります。例えば、文字や模様が浮き出したように見える加工方法や、通常のデボス加工よりも深く彫り下げ陰影を強調する方法など、様々な技法があります。これらの技法を組み合わせることで、より複雑なデザインを実現することが可能になります。デボス加工は、立体的なデザインを施すことができるため、グラフィックデザインや製品デザインなど様々な分野で活用されています。特に、高級感や特別感を演出したい場合には、非常に効果的な加工方法となります。

 

利用シーン

前章でも説明しましたが、デボス加工は、高級感や特別感を演出するのに適しています。特に、ビジネスカードや招待状などのデザインによく活用されています。特別な場面で使用するものであったり、毎日携帯するものだからこそ、特別な所有感を演出する意図でデボス加工が選択されています。

また、シックな印象を与えたい場合にも利用されます。例えば、ファッションブランドのロゴや商品名をデボス加工することで、製品やパッケージに上品さや洗練された雰囲気を与えることができます。デボス加工は、カードだけでなく、名刺や装丁、包装、洋服、ビニール、家具など、さまざまなアイテムに利用されています。ビジネスカードや招待状に施されたデボス加工は、印象的で記憶に残りやすく、受け手に特別感を与えることができます。また、洋服や家具などのアイテムに施されたデボス加工は、デザイン性や質感を高めることができ、製品の付加価値を向上させることができます。

数あるデボス加工が施されている商品の中でもオススメのものを3つご紹介いたします。

会員証

会員証にデボス加工を施すことで、会員の特別感や所属意識を高めることができます。特に高級なスポーツクラブやプライベートサロンなどの会員制施設では、デボス加工された会員証が一種のステータスとして機能します。加えて、デボス加工は会員証のデザインをより洗練されたものに仕上げ、持っている人の所有感に繋がります。

名刺

名刺にデボス加工を施すことで、相手に与える印象をより良いものにする効果が期待できます。デボス加工された名刺は、たくさん交換される名刺の中でも特に目を引くもので、相手への第一印象をより良いものにでき、覚えてもらいやすくなるでしょう。

社員証・学生証

社員証や学生証にデボス加工を施すことで、所属する組織や学校への帰属意識を高めることができます。特に企業や大学などで使用される場合、デボス加工は身分証明書に上質な印象を与え、対外的な組織のイメージアップにも繋がります。

デボス加工(ナンバリング) ページはこちら

 

デボス加工ができる素材とできない素材

ここまでデボス加工とは具体的にどのような加工方法なのかであったり、実際の利用シーンを説明してきました。ここからは、実際にデボス加工をしたい!となったときのために、デボス加工ができる素材とできない素材を確認していきます。素材に凹凸をつける加工方法であるため、極端に薄い素材や、熱や圧力に強い素材は、この加工方法に適していません。

デボス加工ができる素材

まずはデボス加工ができる素材を確認していきます。

デボス加工が施せる素材は、主に熱可塑性(常温では変形しにくいが、加熱すると軟化し、再び冷やすと固まる性質)を持つ素材や、型押しによる圧力で変形する素材が適しています。このような素材は加熱することで柔軟性を持ったり、また、圧力によって形状が変わったりするため、加工時に凹凸を形成することができます。

このような素材は、プラスチックや紙、布、レザー、シリコン、ゴムなど、数多く存在します。例えば、布で言えば、ナイロンやポリエステルは熱可塑性があるためデボス加工に適しているものの、コットンやリアルレザーなどの天然素材は熱可塑性がないためデボス加工に適していません。そういう場合は、特別な樹脂加工を施しデボス加工をできるようにします。

このように、デボス加工ができるかどうかは、熱可塑性があるかであったり、圧力で変形するかという観点で判断することができます。

ここからは、特によくデボス加工が施される素材を2つ紹介します。

PVC(ポリ塩化ビニル)

PVCは柔軟性があり、加熱することで形状が変わるため、デボス加工に適した素材です。そのため、カードや名刺、看板などのデザインに広く利用されています。加工後の素材は耐久性があり、立体的なデザインが長持ちします。

紙もデボス加工が可能です。特に、高品質な紙や厚手のカード用紙などは、加工性が高く、美しいデボス加工を施すことができます。紙の独特の風合いや柔軟性を活かした独自の加工方法により、立体的なデザインが可能です。

デボス加工ができない素材

デボス加工が施せない素材も存在します。主な理由としては、極端に薄い素材や厚い素材、または特定の材質の素材が挙げられます。熱可塑性がなかったり、極端に薄かったり厚かったりすると、熱や圧力による加工ができないためです。

PET(ポリエチレンテレフタラート)

PETとはポリエチレンテレフタラートの略で、薄さと耐久性が特徴の素材です。ペットボトルやポイントカード、図書カードなどに活用されます。PETは薄いフィルム状の素材であり、加工が難しい特性があります。素材自体が硬く、加工による形状の変化が少ないため、デボス加工が施せません。また、加工後の耐久性や品質の保持も難しい場合もあります。

フィルム素材(OPP, CPP, OPCP)

フィルム素材は一般的に薄くて柔軟性がありますが、加工が難しい特性があります。特に、OPP、CPP、OPCPなどのフィルム素材は、加工後の品質や耐久性が保持しにくいため、デボス加工が施せません。これらの素材は、主にお菓子などの包装やラベルなどに利用され、その柔軟性や透明性を活かしていますが、デボス加工を施すことは難しいです。

 

デボス加工のメリット

ここまで具体的にデボス加工を施せる素材と施すことが難しい素材を確認してきました。ここからは、デボス加工を施すメリットを確認していきます。

高級感の演出

デボス加工は、平面的なデザインに立体的な質感を与えることができるため、高級感を演出するのに非常に役立つ加工方法です。凹凸を形成することで、製品やパッケージに触れた時の手触りや視覚的な印象が格段に向上します。特に、毎日使うカード類や、イベントの招待状などにデボス加工を施すことで、期待感を醸成したり、ワクワクするような所有感を与えることができます。

視覚的・触覚的に識別可能になる

デボス加工を施すことで、デザインが立体的になり、視覚的にも触覚的にも識別可能になります。視覚的に障がいのある人にとっても識別しやすかったりするため、誰にとっても使いやすいデザインを考えるときに役立つ加工方法かもしれません。単純に、加工していない場合よりも、目立つようになるため、識別しやすくなるというメリットがあります。

文字が消えにくい

デボス加工された文字は、平面的な印刷と比較して耐久性が高く、文字が消えにくいというメリットがあります。特に、毎日使ったり、外に出していたりする社員証や看板などにおいては、デボス加工を施すことによって、長期間にわたって美しい状態を保つことができるようになります。

 

デボス加工のデメリット

次にデボス加工を施す際のデメリットを紹介していきます。

コストの増加

デボス加工は、専用の金型やプレス機を使用するため、通常の製作や印刷に比べてコストがかかります。また、複雑なデザインや細かい部分の加工が必要な場合は、さらにコストが増加する場合もあります。そのため、予算に制約のあるプロジェクトでは慎重に検討する必要があります。

選択できる素材が少なくなる

前々章でも確認したように、デボス加工を施すことができる素材には限りがあります。特に硬すぎる素材や柔らかい素材、極めて薄い素材は加工が難しい場合があります。加工後の品質や耐久性を考慮すると、選択できる素材が制限されることがあります。そのため、デザインやプロジェクトの要件に合わせて素材を選定することが重要です。

 

デボス加工で注意するポイント

ここまで、デボス加工のメリットとデメリットを確認してきました。ここからは、デボス加工を実際に行うとなった時に、気をつけるべきポイントを 3点説明していきます。

素材選び

デボス加工を施す素材を選ぶ際には、加工性や耐久性、デザインの観点から素材選びをすることが重要です。カードによく使用されるPVCはデボス加工に向いていますが、PET素材は薄く加工しにくいため、向いていません。
加工後に耐久性が持続するかであったり、望んだデザインを実現することができるかであったりをしっかり考えて素材選びをしましょう。

コストや納期を再確認

デボス加工には通常の印刷に比べてコストや納期がかかる場合があります。そのため、事前にしっかりとコストや納期を確認し、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。また、加工方法やデザインの複雑さによっては、追加の費用や時間がかかる場合もあるため、事前に把握しておくことが重要です。

仕上がりの品質を確認

デボス加工を施したカードの仕上がりの品質には、素材や加工方法、デザインの正確さなど様々な要素が関わってきます。加工前に仕上がりのイメージを確認し、品質についてしっかりと確認することが大切です。特に、細かい部分や複雑なデザインの場合は、加工前にサンプルを作成して確認すると良いでしょう。

 

まとめ

デボス加工は、特別感や高級感を演出するとともに、それが半永久的に持続する耐久性も持ち合わせた加工方法です。

ただし、加工にはコストがかかり、選択できる素材が限られる点に留意する必要があります。素材選びや納期、品質の確認など、実際に制作する際には気をつけなければならないポイントはいくつかありますが、複数の側面で効果の大きい加工方法であることは間違いありません。

当社でも、デボス加工を施したカードを作成いただけます。素材やデザイン、加工の出来栄えの観点でご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。専門の担当者が丁寧にご対応いたします。

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この記事を書いた人:森田雄一

カードラボの運営責任者。
新卒で大手印刷会社にデザイナーとして勤務し、大手アパレル会社のグラフィックデザインを担当。
その後、カンプリグループに移り、デザイン部門の責任者として、数々のクライアントのプロモーションを手掛けている。
グラフィックデザイン、WEBデザインのどちらにも精通している。

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