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2024.11.29
シルクパネル加工とは?活用シーンやサインパネル加工との違いをご紹介

シルクパネル加工をご存知でしょうか?
シルクパネル加工とは、ボールペンなどでカード表面に直接書き込みができるようにする加工方法のことです。このシルクパネル加工には、カードの一部分を書き込み可能にしたり、カード全面どこでも書き込めるようにしたりするなど目的や用途に応じて、加工方法が細かく異なってきます。
本記事は、シルクパネル加工の具体的な活用シーンや、メリット、よく間違われるサインパネル加工との違いなどを整理します。
シルクパネル加工とは?

シルクパネル加工は、冒頭でも説明した通り、カードに直接書き込みを行えるようにする加工方法のことです。カードの表面全体への加工が可能で、書き込みができる部分を白だけでなく透明にすることもできます。
会員証や診察券など個人情報の記載された個別のカードを作成する方法に、事前にデータを収集し、それに基づいて個別のカードを作成していくものがあります。しかしながら、この方法は、データを集めてきたり、個人情報を適切に管理したりしなければなりません。それだけでなく、同じデザインのカードを大量に作成するものでもないため、通常よりも準備期間を含めた制作期間が長くなりがちです。
これに対して、シルクパネル加工を活用し、カード全面に記載できるように加工を施し、同じデザインで大量発行する方法もあります。この方法を採用すれば、個人情報を後から直接記入すれば良いため、都度都度発注する手間も省け、制作期間も短縮することができます。
シルクパネル加工などの加工オプションの詳しい内容はこのページ(https://cardlab.biz/optionlist/#643)に記載されています。是非ご確認ください。
活用シーン
シルクパネル加工は幅広いシーンで活用されています。その中でも、特に、採用されているシーンを3つピックアップし、詳しく説明していきます。
診察券
診察券は、医療機関での受診時に必要となるカードです。シルクパネル加工が施された診察券は、名前や患者番号などを都度記入することが可能です。これによって、初診時にカードを発行できるようになり、スムーズに再来院に繋げることができます。
また、カード全面を記入可能にすれば、次回の来院予約時間を記入することもできるようになり、インターネットで予約時間を確認できない高齢者の方にも便利な運用が可能となります。
会員証
会員証は、各種ポイントカードなどに活用されています。シルクパネル加工が施された会員証では、会員情報を手書きで入力することができるようになります。会員情報の変更や更新があっても、その場で手書きによる情報更新が可能で、必要に応じて新しいカードも簡単に発行できます。
また、ポイントカードとして活用する場合も、全面書き込み可能にすることで、わざわざポイントを印字する機器を導入せずとも手書きでポイントを付与することが可能となります。
エマージェンシー(緊急連絡先)カード
エマージェンシーカードは、緊急連絡先などの情報が一目で分かるようにまとめられたカードです。災害や事故などに巻き込まれた場合に備え、所有者の氏名や住所、緊急連絡先、持病やアレルギーなどについての情報をまとめて記載しているものが一般的です。
カード全面に記入可能なシルクパネル加工をすれば、エマージェンシーカードのように記入項目が多い場合でも、自由に項目を配置することができます。
シルクパネルとサインパネルの違い
シルクパネル加工と似た加工方法の一つに、サインパネル加工というものがあります。これらはしばしば混同されて理解されがちですが、本章では、その細かな違いや、それぞれの加工方法に合った具体的な活用シーンをご紹介していきます。
シルクパネル加工は、カードの表面全体に情報を記入することができるようにする加工方法です。また、記入することのできる表面は白だけでなく透明にすることもできるため、元々のデザインを損なわずに書き込みのできるカードを作成することができます。シルクパネル加工は、例えば住所や連絡先の記入など、より多くの情報をカードに記入する場合に便利です。加えて、次回の予約情報や、ポイントカードのスタンプなど、カード全面を用いないと書き込みができない場合でも活躍します。
一方、サインパネル加工は、カードの特定の範囲に白い箔を圧着させることで、ボールペンなどでの記入が可能になります。例えばカードの裏面に署名欄として配置されることが一般的です。サインパネル加工は、主に署名や日付などの基本的な情報を記入するために使用されます。クレジットカードの裏面にある白い署名欄を思い浮かべていただくと分かりやすいかもしれません。
書き込む情報が少なくても問題なく、背景色が白でも差し支えなければ「サインパネル加工」を、自然なデザインでたくさんの情報を記載したい場合は「シルクパネル加工」を選択するようにしましょう。
シルクパネル加工のメリット

次にシルクパネル加工のメリットを解説していきます。これまでにも、シルクパネル加工をするとどのように便利になるのかを解説する部分がありましたが、それらを本章で整理していきたいと思います。
カード全面に書き込みが可能
シルクパネル加工は、カードの表面全体に情報を記入することができるようになります。例えば住所や連絡先の記入など、より多くの情報をカードに記入する場合に便利です。加えて、次回の予約情報やポイントカードのスタンプなど、カード全面を用いないと書き込みができない場合でも活躍します。
デザインに制約がかからない
シルクパネル加工は、カードの表面全体へ透明な箔による加工が可能なため、デザインに制約がかかりません。 筆記蘭とデザインが重なるレイアウトも可能になります。
デザイン性が高く、そのカードを所有していることに特別感のあるカードであれば、白い背景が印刷されてしまうサインパネル加工ではなく、透明でカード全体に書き込みできるようになるシルクパネル加工を採用するといいでしょう。
シルクパネル加工のデメリット

前章では、シルクパネル加工を施すメリットをご紹介してきました。ここからは、シルクパネル加工のデメリットをご紹介していきます。
初期コストがかかる
シルクパネル加工を施したカードを導入する際には、追加の加工オプションとなるため、通常よりも初期コストがかかってきます。
しかしながら、カードの発行コストやデータの準備コスト、現場オペレーションの簡略化などを考えると、初期にコストはかかるもののその後のメリットには大きなものがあると言えます。
サインパネル加工と比較すると高価
シルクパネル加工とサインパネル加工は、どちらもカードに直接書き込みができるようになる加工であるため、カードの仕様を検討する際によく比較されます。そしてシルクパネル加工はサインパネル加工と比較すると、オプション加工の料金が高価になる場合が多いです。
サインパネル加工はカードの一部に白い背景による加工ができるのに対し、シルクパネル加工は透明でカード全体に書き込みできるようになるというメリットがあるため、カードの用途に応じて使い分けるといいでしょう。
以上のように、シルクパネル加工には初期コストの負担やサインパネル加工と比較して費用がかかるというデメリットがあります。メリットとデメリットを勘案しながら、満足のいくカード作成を進めていきましょう。
シルクパネル加工をするときの注意点

次に、実際にカード作成をするときに注意すべきことを解説していきます。特殊な加工方法だからこそ、少しではありますが注意すべきポイントが存在します。
加工できない素材がある
シルクパネル加工を行う際には、加工できない素材があるということに留意する必要があります。特定の素材には加工ができない、または難しい場合があります。
また、サインパネル加工は可能でも、シルクパネル加工はできない素材もあります。事前にカード制作会社に確認し、想定するカードに近づけるように入念な準備を進めましょう。
本当に必要な加工か考える
シルクパネル加工、並びに全ての加工オプションを追加するときには、本当に必要な加工かどうかを慎重に考える必要があります。シルクパネル加工は、手書きのサインや個別の情報を記入するための便利な加工方法ですが、すべてのカードに対してこの加工を行う必要はありません。
特に、カードに印刷された情報が頻繁に変更される場合や、個別の情報が必要ない場合は、シルクパネル加工を行わずに通常の印刷加工で対応することが適切かもしれません。また、シルクパネル加工を行う場合でも、必要な範囲や細かな加工方法を慎重に検討し、無駄なコストや手間を省くことが重要です。
以上のように、シルクパネル加工を行う際には加工できない素材があることや、本当に必要な加工かどうかを考慮することが作成のポイントとなります。
まとめ

本記事では、シルクパネル加工の詳細について詳しく解説してきました。
加工オプションは追加すればするだけいいのではなく、事前に利用シーンを想定し、必要な機能を検討しておくことで無駄な加工をせずにすみ、費用を抑えられます。そのため、カード作成で一番重要になってくるのは、前章でも記載しましたが、本当に必要な加工か考えることです。
弊社でもカード作成を承っておりますので、想定している費用感の中で、最も費用対効果の高いカードを共に制作していきましょう。
とはいえ、どのような機能があればいいのかという点を事前に考えてくるのは簡単なことではありません。
このようなカードが作りたいといったご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせページ(https://cardlab.biz/contact/)からご連絡いただけると幸いです。
この記事を書いた人:森田雄一
カードラボの運営責任者。
新卒で大手印刷会社にデザイナーとして勤務し、大手アパレル会社のグラフィックデザインを担当。
その後、カンプリグループに移り、デザイン部門の責任者として、数々のクライアントのプロモーションを手掛けている。
グラフィックデザイン、WEBデザインのどちらにも精通している。

