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2024.08.19
美容室経営者が悩む会員証の必要性について徹底解説|本当に会員証で売上UPは実現できるのか

会員証(メンバーズカード)は、美容室経営者にとって、欠かせないアイテムです。おしゃれなデザインで、美容室のブランドを作るだけでなく、凝縮された顧客情報を活用し、美容室のリピーター獲得という役目を果たします。ですが、近年スマホの普及によりデジタルの会員証が使用されるケースも増え、紙やプラスチック製カードの会員証を作らないという美容室が増えているのも事実です。そのため、会員証を導入すべきか迷われている美容室経営者が多くいらっしゃいます。
本記事は、美容室経営における会員証の必要性や活用方法などを解説していくので、会員証を導入すべきか迷っている美容室経営者は、ぜひ参考にしてみてください。
会員証(メンバーズカード)の必要性

冒頭でもご説明しましたが、現在会員証を作るか否か、美容室経営者の中でも大きく意見が分かれています。まずは、それぞれの意見を参考にすることで、会員証(メンバーズカード)の必要性について、見ていきましょう。
作る派の意見
・予約管理を効率化する
・ポイント制度を可視化できる
・お客様のメンバー意識を向上させる
・ブランドイメージを強化できる
会員証に次回予約欄を設けるだけで、お客様の来店忘れを防ぐことができ、ポイントを一目で確認できるデザインにすることもお客様の購買意欲を促す重要な要素になっています。なぜなら、次回特典が受けられると分かれば、お客様は来店頻度をあげてみたり、いつもより単価の高いメニューで予約をしたりと、お客様の購買意欲を促すからです。他にも、ブランドイメージやお客様のメンバー意識を持ってもらうことで、リピート率を向上させることにも繋がります。
このように、会員証は一度来店したお客様のリピート率を上げることに、効果的な手段だということが分かりますね。
では、次に会員証を作らない派の意見も見てみましょう。
作らない派の意見
・アプリや管理ツールを使うためいらない
・お客様の負担が増えるから作らない
1番多かった意見は、紙ではなく、デジタル会員証に移行したことで、使う必要がなくなったという意見です。冒頭でも話しましたが、デジタル会員証は予約管理や顧客情報を一括で管理することができるため、売上を増やす販促ツールとして使用できることが大きなメリットとなっています。他にも、紙の会員証は他の店舗のカードと混ざってしまい、紛失するリスクなど、お客様の管理の負担が増えるため使用しないと考えている方もいらっしゃいました。
紙の会員証のメリットとは

ここまで、会員証の必要性について様々な意見をみてきましたが、紙の会員証には大きなメリットが1つあります。
それは、1度来店したお客様にメンバー意識を持たせて、お客様をあなたの美容室に囲い込むことです。
スマホが普及し、IT技術が発達した現在、お客様が美容室を探す手段は多種多様にあります。例えば、Googleマップなどで、近くの美容室を検索したり、ホットペッパービューティーなどのアプリを用いて、美容室を探すことも可能です。つまり、お客様が美容室を選択できる幅が非常に広くなっています。そのため、1度来店したお客様を他の競合美容室に取られないようにすることが、美容室経営において重要になってくるんです。
そんな状況の中で、紙の会員証は非常に効果的なツールとなってきます。紙の会員証は、ブランドイメージを伝えることができたり、ふと財布の中を覗いたときに、美容室の会員証があるだけで、美容室での体験をお客様に思い出させる機会を与えることができるんです。そうすれば、「最近髪の毛が伸びてきたし、会員証をもらった美容室を予約しよう」とお客様を囲い込むことができます。
もし会員証がなければ、お客様が美容室を思い出す機会が少なくなり、お客様と美容室の関係性は、少しずつ希薄になり、大量のネット情報の中からもう一度あなたの美容室が選ばれる可能性が低くなっていくのです。
このように、会員証はお客様との関係性を繋ぎ、お客様を囲い込むことで、ネット検索という競合の美容室に行く選択肢が大量にある状況から、あなたの美容室を選ばれやすくするというメリットがあります。
売上に繋がる会員証の活用方法とは

ここからは、会員証を渡すだけでリピート率を上げるのではなく、売上に繋げる具体的な会員証の活用方法についてご紹介していきます。
会員証はただキレイにデザインするだけでは、リピーターを作り出すことはできません。そのため、以下の4つポイントを必ず抑えておきましょう。
①ポイントカード利用
お客様にリピートしてもらい売上に繋げていくためには、ポイントは非常に効果的です。例えば、来店いただいた方に10Pを付与し、次回の料金が5%OFFになる特典を用意することや、お客様の来店回数や施術単価に合わせてポイントを付与していくことで、サービスの特典をつけるといったことができます。特典は、料金を安くするだけでなく、美容室で推したい施術やジャンプーやトリートメントなどのアイテムをプレゼントするなども良いでしょう。特にアイテム系は、気に入ってもらうことができれば、継続的に購入してもらえる可能性があり、美容室の売上にも繋がってきます。
②来店日の記載
お客様は、髪が伸びたから切るという発想だけでなく、1ヶ月に1回や2週間に1回など、お客様なりのルールを設けて、美容室に来ている場合があります。そのため、お客様にとって前回はいつ美容室に来たのかを把握できる仕組みがあるということは、非常にありがたいサービスとなるんです。その結果、次回予約する時のタイミングを設定しやすくなります。このような小さなお客様への配慮がリピーター獲得に繋がってくるのです。
③有効期限の設定
ポイントを導入する際に、必ず注意しなければならないことが、有効期限を設定することです。有効期限の設定は、お客様と美容室の関係性を強固にする大きな役割を果たします。なぜなら、ポイントに有効期限を設定することで、お客様は「ポイントが無駄にならないように、またあの美容室に行こう」と考えるからです。ただ、ポイント発行日からあまりにも早い日数で有効期限を設定してしまうと、お客様に悪い印象を与えてしまうので、1年スパンなど、お客様がギリギリ許容できる無理のない範囲で設定するようにしましょう。
④紹介特典の付与
会員証を渡すと同時に、お友達紹介カードを渡すことも売上に繋がる大きな手段です。美容室を探す際は、ネットやアプリを活用することが主流になりつつありますが、お友達紹介は今でも根強い集客ができます。口コミの評価などももちろんですが、それ以上に信頼できる評価は、友達や家族からの話ですよね。紹介された側は、「あの子がオススメしているのだから、試しに行ってみよう」という考えが働き、美容室が集客を行わなくても、勝手にお客様が来店してくれるという状況が発生します。美容室はそんな状況を作り出すために、紹介することで特典が受けられるサービスを用意することで、十分な集客効果を見込めるのです。
会員証導入時の注意点

ここまでの話を聞いて、会員証を導入しようと検討しているのであれば、導入をする前に必ず注意して欲しいことがあります。それは、導入費用の算出です。
会員証にはもちろん費用がかかってきますが、甘く見積もってはいけません。ざっと洗い出すと、以下のような費用を計算する必要があります。
・会員証発行費
・会員証デザイン費
・ポイント制で割引できるサービス費
特に、ポイント制やお友達紹介サービスなどを使用する際は、どれだけサービスを割引きできるのか、サービスを実施した結果赤字にならないのかなどの細かい売上シュミレーションを行わなければ、非常に売上に繋げる会員証が、逆に赤字を作るものになってしまう可能性があります。
他にも、会員証のデザインや質をどこまでこだわるかによって、会員証作成に必要な費用も大きく変わってくるので、事前に基準を決めておくことが大切です。
デジタル会員証と紙の会員証の違い

デジタル会員証と紙の会員証の圧倒的な違いは、2つです。
1つ目は、顧客管理が楽になる点。2つ目は、初期費用です。
顧客管理について
デジタル会員証では、データとしてお客様の情報を残すことができます。来店頻度や受けたサービス、年齢や職業など、あらゆるデータを管理し、最適な集客方法を行えるツールになるのです。例えば、顧客情報を整理したことで、どんな客層が多く、どんなサービスが人気なのかを、データとして洗い出すことができます。洗い出したデータをもとに、人気サービスに特化したキャンペーンを実施できたりと、マーケティングツールとして非常に効果的に使うことができるのです。もちろん、紙の会員証でも顧客情報の管理はできますが、デジタル会員証と比べて、情報整理に時間がかかってしまい、売上に繋がる施策にまで落とし込むことができないケースが発生するので注意しなければなりません。加えて、紙の会員証と比べて、アプリを入れるだけでアプリからの通知を切り、放置するなどの場合が考えられるので、お客様が美容室のことを思い出す機会が格段と下がります。
初期費用について
デジタル会員証は紙の会員証と比べて、初期費用がかなりかかるというのが、導入時の悩むポイントです。デジタル会員証の多くは、公式LINEや会員証アプリの作成などが主流であり、これらを導入するためには、紙の会員証と比べて、どうしても費用がかかってしまいます。そのため、デジタル会員証は魅力的に映るかもしれませんが、美容室の経営状況と相談して、無理に初期費用の大きいデジタル会員証を導入する必要はありません。紙の会員証でも、上手く活用することができれば、デジタル会員証と同等の売上UPが見込めるので、最善の判断を行いましょう。
まとめ

本記事では、美容室経営者が悩む会員証の必要性について解説し、会員証で売上を向上させる具体的な方法についてお伝えしてきました。
会員証はお客様にとっては何気ないものかもしれませんが、上手く活用することで、お客様を囲い込み、売上UPを向上させるツールになります。集客だけでなく、リピーターの獲得や商品の購入など、美容室にメリットがあることは間違いありません。
お客様に喜んでもらうような特典を会員証を軸に展開し、リピート率を向上できるような会員証作成を心がけていきましょう。
本記事の情報を参考に会員証を作成し、お客様に長く愛される美容室作りにお役立てください。
この記事を書いた人:森田雄一
カードラボの運営責任者。
新卒で大手印刷会社にデザイナーとして勤務し、大手アパレル会社のグラフィックデザインを担当。
その後、カンプリグループに移り、デザイン部門の責任者として、数々のクライアントのプロモーションを手掛けている。
グラフィックデザイン、WEBデザインのどちらにも精通している。

