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2024.07.03
診察券作成の手順とコツ!専門家が教える美しく実用的な診察券の作り方

診察券は、クリニックや医院にとって欠かせないアイテムです。診察券は患者さんとの初めての接点となるもので、クリニックの印象を左右する重要な役割を果たします。しかし、診察券を作成する際にはデザインや必要な情報の選定、さらには実用性も考慮しなければならず、悩むことも多いでしょう。
本記事では、専門家の視点から美しく実用的な診察券の作成手順とコツについて詳しく解説します。診察券に必要な基本項目やデザインのポイント、さらには効果的な診察券を作るためのヒントまで、具体的な手順をステップバイステップでご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
診察券のタイプ

診察券の素材選びは、医療機関の運営方針や患者のニーズに大きく影響するんです。主に3つの素材タイプがあり、それぞれに特徴を解説していきます。
①紙タイプ
最も一般的で、多くの病院で使用されています。短期間で作成でき、コストも抑えられるのが特徴です。ボールペンで書き込みやすく、使いやすいことも特徴的ですね。角丸加工のオプションもあり、安全性にも配慮できます。また、2つ折りにできるため、多くの情報や予約を記載でき、長期使用に適しているんです。
②テレホンカードタイプ
ポリエステル素材を使用し、薄くてかさばらないのが特徴です。耐久性と柔軟性に優れ、長期間きれいな状態を保てます。ツヤありやツヤなしの選択も可能ですが、納期は数週間かかるので、早急に診察券が必要であれば、紙タイプなどの手軽に作成できるものを作成しましょう。
③クレジットカードタイプ
プラスチックや塩ビ素材で作られ、紙タイプ、テレホンカードタイプの中で最も丈夫です。クレジットカードと同じ厚さのものから薄めのものまで様々です。高級感を出せるのが特徴ですが、納期が数週間かかることがあります。素材上、ボールペンでの書き込みなどはできませんので、覚えておきましょう。また、3つの中で価格が1番高いことも特徴です。
素材の選択は、医療機関のイメージ、患者の利便性、耐久性、コスト、納期などを考慮して決定する必要があります。それぞれの特徴を理解し、最適な選択をしていきましょう。
診察券作成の手順

「いざ、診察券を作成しようと思っても、何をすれば良いかわからない」
こんな風に思いますよね。
初めて診察券を発行する場合は、わからないことは当たり前ですよね。
実は、診察券の作成または依頼を行う場合には、手順があります。
以下が認定証カード作成の手順です。
①認定証カードに記載する情報をまとめる
②認定証カードのデザインを考える
③認定証カードを発注or作成する
診察券を作成する前に、情報やデザインを考えておくと、スムーズに診察券を作成することが可能です。
ここからは、診察券作成におけるそれぞれの手順について、詳しく解説していきます。
診察券に記載する情報

診察券を考える際、多くの人は表面の情報整理から始めがちですが、実は裏面に必要な情報を先に整理することが重要です。裏面は患者さんや病院スタッフが実際に使用する部分であり、この裏面の使いやすさが診察券の機能性を左右します。まずは、裏面の情報から正しく整理していきましょう。
以下は、すべての医療機関で共通して記載することが推奨されている情報です。
①病院名
②電話番号
③住所
④診察時間
⑤休診日
⑥予約日時記入欄
⑦患者の名前欄
これらの情報を適切に配置することで、患者さんからの問い合わせを減らし、病院スタッフの業務効率を向上させることができます。必要な情報が欠けていると、電話での問い合わせが増え、受付担当者の負担が増大し、他の業務に支障をきたす可能性があるので注意しましょう。
診察券のデザイン

診察券のデザイン作成も同様に、裏面から考えていきます。
(1)裏面のデザイン
裏面に必要な情報は、以下の6つです。
①病院名
②電話番号
③住所
④診察時間
⑤休診日
⑥予約日時記入欄
特に予約日時記入欄は、クリニックや医院の受付係が利用することが多いので、十分なスペースをとってデザインを作成しましょう。
また、詰め込まれる情報が多いので、文字の見やすさを重視したデザインが作成できると患者さんにとっても効果的です。診察券を見て、クリニック名や次回の診療日がいつか、何曜日の何時から診察できるのかが一目でわかるデザインだと、患者さんにとって非常に使いやすい診察券になります。
患者さんが必要とする情報をすべて網羅し、見やすく配置することが、効果的な診察券デザインの鍵です。裏面のデザインを慎重に行うことで、診察券は単なる身分証明書以上の、有用な情報ツールとなり得ます。
(2)表面のデザイン
裏面が機能性を重視するのに対し、表面は病院の印象や理念を表現する重要な役割を担っています。
病院独自のキャラクターがある場合、それを中心にデザインを構成すると、親しみやすさや一貫性を演出できます。一方、キャラクターがない場合は、抽象的なデザインを採用するのが効果的です。丸や四角などの幾何学的な形を用いることで、モダンさや柔らかな印象を表現しやすくなります。
色選びも非常に重要です。病院は通常、体調不良の方が訪れる場所であるため、落ち着きや安らぎを与える色調を選ぶことが大切です。特にパステルカラーのような淡い色合いは、どの色を使っても優しい印象を与えることができるため、頻繁に利用されています。
このように、表面デザインは病院の雰囲気や患者への配慮を視覚的に表現する機会となります。適切なデザイン要素と色使いにより、患者に安心感を与え、病院のイメージを効果的に伝えることができるのです。
診察券作成時のコツ

診察券作成時のコツは、どこまでクリニックや医院で作成するのかを決めておくことが大切です。予算やデザイン作成スキルなど、様々な要素を考慮して診察券の作成方法を見極めていきましょう。
今回は、診察券を作成する一般的な3つのパターンをご紹介します。
①クリニックで全て行う方法
この方法ではコストを抑えられ、必要に応じてすぐに診察券を作成できます。しかし、デザインソフトや印刷機器の準備など、初期投資が必要です。Canvaなどの無料デザインツールを活用すれば、専門的な知識がなくても質の高い診察券を作成できます。
②デザインは自前で、印刷は外部委託する方法
クリニックのイメージを忠実に反映させつつ、高品質な印刷を実現できます。専用の印刷機を購入する必要がないため、初期投資を抑えられますが、デザイン作成の手間は自前なので、デザイン作成に自信がある方におすすめです。
③専門サービスに全て依頼する方法
プロのデザイナーが複数のデザイン案を提案し、クリニックの要望に沿って調整します。印刷まで一貫して対応してもらえるため、高品質な仕上がりが期待できるでしょう。3つの内、最も費用がかかりますが、スタッフは他の業務に集中できるため、業務効率の向上につながる可能性があります。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、クリニックの規模、予算、求める品質、スタッフの負担などを総合的に考慮して、最適な方法を選択することが重要です。
まとめ

本記事では、診察券作成の重要性とその具体的な手順について詳しく解説してきました。診察券は単なる予約管理のツールではなく、クリニックや医院の顔として重要な役割を果たします。
適切な素材選び、必要情報の整理、効果的なデザイン、そして作成方法の選択など、各ステップで慎重な検討が必要です。特に、裏面の機能性と表面のデザイン性のバランスを取ることで、実用的で印象的な診察券を作ることができます。
診察券作成の方法は、自院で全て行う方法から専門サービスに依頼する方法まで、予算や求める品質に応じて選択でき、どの方法を選んでも、患者さんの利便性とクリニックのイメージ向上を念頭に置いておきましょう。
最後に、診察券は患者さんとの大切な接点であり、クリニックの印象を左右する重要なツールです。本記事の情報を参考に、機能的で魅力的な診察券を作成し、患者さんとの良好な関係構築にお役立てください。
この記事を書いた人:森田雄一
カードラボの運営責任者。
新卒で大手印刷会社にデザイナーとして勤務し、大手アパレル会社のグラフィックデザインを担当。
その後、カンプリグループに移り、デザイン部門の責任者として、数々のクライアントのプロモーションを手掛けている。
グラフィックデザイン、WEBデザインのどちらにも精通している。

