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2024.07.03
【解説】社員証の作り方!必要な準備物や手順、注意点まで徹底ガイド

社員証の作成を検討している方にとって、必要な準備物や手順、注意点を理解することは非常に重要です。適切な社員証を作成することで、社内のセキュリティ強化や従業員の管理がスムーズになります。
しかし、どのようにして社員証を作成すれば良いのかって意外とわからないことが多いですよね。
本記事では、社員証の作り方について徹底解説していきます。まず、社員証を作成する際に必要な準備物をリストアップし、次に具体的な作成手順をステップバイステップで紹介します。さらに、作成時に気をつけるべきポイントについても詳しく解説しますので、社員証の作成をスムーズに進めるための参考にしてください。
社員証のタイプ

社員証には2つのタイプがあり、どちらかを選ぶかによって、会社の運営方針やニーズに大きく影響していきます。それぞれの特徴を理解し、どちらのタイプの社員証を選ぶか考えていきましょう。
プラスチックカードタイプ
これは、私たちが日常的に使用しているキャッシュカードやクレジットカードと同じJIS規格に準拠しています。特徴としては、厚みがあり耐久性に優れていることが挙げられ、長期間の使用に耐えられるため、頻繁な交換が不要です。また、作成コストが安価で済ますことができ、一般的な社員証として多く用いられています。
ICカードタイプ
ICカードタイプの最大のメリットは、他のシステムとの連携が可能な点です。例えば、勤怠管理システムや入退室管理システムと連動させることで、業務の効率化を図ることができます。また、カードの表面に直接印刷する方法のほか、シールを貼り付けるタイプもあり、デザインや情報の更新に柔軟に対応することが可能です。
どちらのタイプを選択するかは、会社の規模、セキュリティ要件、予算、そして将来的なシステム拡張計画などを考慮して決定する必要があります。それぞれのタイプに特徴があるため、自社の状況と照らし合わせて最適な選択をすることが重要です。
社員証作成の手順

社員証の作成は、大きく分けて以下の3つの手順で進められます。
①社員証に記載する情報の選定
②社員証のデザイン決定
③社員証の発行
社員証を作成する前に、情報やデザインを考えておくと、スムーズに社員証を作成することができます。
しかし、ICカードを検討する場合は、綿密な計画を立てることが不可欠。
なぜなら、企業のセキュリティと業務効率を大きく向上させるためには、大規模なシステムの導入が必要になるからです。
まずは、ICカード社員証の導入目的を明確にすることから始めましょう。
単なる身分証明だけでなく、入退室管理、勤怠管理、社内決済など、どのような機能を持たせたいのかを具体的に決めることが重要です。
次に、これらの機能を実現するために、既存のシステムや機器との互換性を確認する必要があります。全ての機能を活用するためには、選択するICカードの種類が最も重要です。対応していないICカードを選んでしまうと、期待する機能が使えない可能性があるので注意しましょう。
また、多くの社員証には顔写真が必要です。大規模な組織では、この顔写真データの収集と管理が予想以上に煩雑になることがあるため、専用の写真管理システムの導入を検討することをおすすめします。これにより、データの一元管理が可能になり、更新や差し替えなどの作業も効率的に行うことが可能です。
ICカード社員証の導入は、単なるカードの発行以上に多くの要素を考慮する必要があります。しかし、適切に計画を立て実行すれば、組織の安全性と効率性を大幅に向上させる強力なツールとなるでしょう。
社員証に記載する情報

社員証の作成において、記載する情報の選択は重要なステップです。
一般的に含まれる情報は以下の7つとなっています。
①会社名
②会社の所在地
③社員の顔写真
④社員番号
⑤所属部署名
⑥社員の氏名
⑦会社の公印やロゴ
これらの情報は、社員の身分証明と会社の公式性を示す上で重要です。
また、社員証の裏面を活用する企業も多く見られます。ここには、「社員証は常時携帯すること」や「他人への譲渡・貸与の禁止」といった注意事項を記載することが一般的です。これにより、社員証の適切な使用と管理を促すことができます。
社員証記載にあたり社員の情報がまとまっていない場合は、この機会に社員情報を詳しくまとめましょう。
社員証のデザイン

社員証のデザインは、従業員が長期間使用するものであり、また企業のイメージを反映するものでもあるため、慎重に検討する必要があります。
デザインを考える際、1から作り上げるのは時間と労力がかかるので、効率的な2つの方法を実践していきましょう。
①外部委託する
専門業者にデザインを依頼する場合、彼らの経験や知識を活かしたデザイン提案を受けることができます。作成に時間をかけたくない企業や費用をかけてでもしっかりとした社員証を作成したい企業におすすめの方法です。
②デザインテンプレートを利用する
自社で作成する場合、既存のテンプレートを利用するのも1つの方法です。オリジナリティは限られますが、企業イメージを損なわず、迅速に作成できるメリットがあります。インターネット上には無料で使用できるテンプレートも多数あり、これらを参考にすると良いでしょう。
また、社員証に顔写真を掲載することも重要です。顔写真付きの社員証には以下のメリットがあります。
①即時の本人確認:一目で従業員であることを証明できます。
②セキュリティ強化:オフィスの入退室管理などに活用でき、セキュリティ対策の向上につながります。
③帰属意識の向上:顔写真付きの社員証は、従業員の会社への帰属意識を高める効果も期待できます。
このように、社員証のデザインは単なる見た目の問題ではなく、機能性やセキュリティ、さらには従業員の意識にも影響を与える重要な要素です。企業の特性や目的に合わせて、最適なデザインを選択することに注力していきましょう。
社員証の発行・再発行

(1)発行
社員証の発行は、企業の規模や方針によって異なりますが、一般的には以下の流れで社員証を発行します。
・自社で作成する場合
社内で社員証を作成する場合は、カードプリンタやカード材料など、必要な機器や素材を準備する必要があります。この方法は、小規模な企業や頻繁に更新が必要な場合に適しています。
・外部委託する場合
多くの企業は専門業者に社員証の作成を依頼します。その場合、通常以下のような手順を踏みます。
①問い合わせと見積もり依頼
②発注
③詳細な打ち合わせ
④カード設計
⑤デザインの決定
⑥最終データの確認
⑦印刷
⑧納品
外部委託の場合、サービス提供者や具体的な仕様によって納期は変わりますが、迅速なサービスを提供する業者では、デザイン確定から約1週間程度で納品できるケースもあります。
社員証の作成方法を選択する際は、コスト、納期、品質、セキュリティなどを総合的に考慮することが重要です。また、将来的な更新や再発行の頻度も考慮に入れると良いでしょう。
(2)再発行
社員証の紛失や破損は、企業の日常業務で時々起こる問題です。この場合、速やかな再発行が必要となります。再発行の手順は、社員証の種類によって異なります。
・プラスチックの単純な社員証の場合
これらは比較的簡単に再発行でき、通常、元のデザインと情報を使用して新しいカードを印刷するだけで済みます。
・ICカード型の社員証の場合
ICカード型より複雑な手順が必要です。ICカードは通常、勤怠管理や入退室管理などの重要なシステムと連携しているため、以下の手順を踏む必要があります。
①紛失したカードのシステム上の利用を即時停止させる。これは安全上極めて重要です。
②新しいICカードを発行する。これは自社で行うか、専門の業者に依頼します。
③新しいカードの情報を各種システムに登録し、旧カードの情報を完全に無効化する。
再発行のプロセスをスムーズに行うためには、事前に明確な手順を定めておくことが重要です。また、従業員に対して、カードの取り扱いや紛失時の速やかな報告の重要性を教育することも大切です。
このように、社員証の再発行は単なるカードの作り直し以上の意味を持ちます。特にICカードの場合は、セキュリティ面での配慮が不可欠です。企業は、効率的かつ安全な再発行プロセスを確立し、維持する必要があります。
社員証作成時の注意点

社員証の作成と管理には、いくつかの重要な注意点があります。
(1)セキュリティ対策
社員証には個人情報や会社情報が記載されており、特にICカードの場合は多機能です。そのため、盗難や紛失時の対策が重要となってきます。従業員に社員証の重要性を十分に教育し、紛失時の対応手順を明確に定めておくことが不可欠です。また、紛失が発覚した際に速やかにカードの機能を停止できる体制を整えておきましょう。
(2)プライバシーへの配慮
顔写真を含む個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
多くの社員証に使用される顔写真も個人情報に該当するため、使用には従業員の同意が必要になってきます。収集した個人情報の使用目的を明確に説明し、その目的以外での使用を禁止するなど、適切な管理を行っていきましょう。
(3)定期的な更新
社員証の情報を最新に保つことは、セキュリティと正確性の観点から重要です。
部署異動や昇進、さらには従業員の加齢による外見の変化などに対応するため、数年ごとに更新するなどのルールを設けることが望ましいでしょう。これにより、常に最新かつ正確な情報を維持することができます。
これらの点に注意を払うことで、社員証システムの信頼性と効果を高めることが可能です。また、個人情報保護法などの関連法規にも注意を払い、コンプライアンスを確保することも重要になってきます。社員証は単なる身分証明書以上の役割を果たすため、その管理と運用には慎重さと計画性が求められることを覚えておきましょう。
まとめ

本記事では、社員証作成の全プロセスを詳しく解説してきました。社員証のタイプ選択から、記載情報の決定、デザインの考案、そして発行・再発行の手順まで、各ステップの重要ポイントを網羅しています。
社員証は単なる身分証明書以上の役割を果たす重要なツールです。適切に設計・管理することで、セキュリティの強化、業務効率の向上、さらには従業員の帰属意識の醸成にも貢献します。
特に注意すべき点として、セキュリティ対策、プライバシーへの配慮、定期的な更新が挙げられます。これらを適切に実施することで、社員証システムの信頼性と効果を最大限に高めることが可能です。
社員証の作成は、企業の規模や目的に応じて柔軟に対応する必要があります。本記事の情報を参考に、自社に最適な社員証システムを構築し、安全で効率的な職場環境づくりにお役立てください。
最後に、社員証の運用には継続的な管理と改善が欠かせません。法令遵守や最新技術の導入など、常に最適な状態を保つよう心がけることが、長期的な成功に繋がることを忘れないようにしましょう。
この記事を書いた人:森田雄一
カードラボの運営責任者。
新卒で大手印刷会社にデザイナーとして勤務し、大手アパレル会社のグラフィックデザインを担当。
その後、カンプリグループに移り、デザイン部門の責任者として、数々のクライアントのプロモーションを手掛けている。
グラフィックデザイン、WEBデザインのどちらにも精通している。

