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2024.03.12

IDカードとは?ICカードとの違いや利用シーンを解説

IDカードとは?ICカードとの違いや利用シーンを解説学生証や社員証、病院の診察券などで活用されているIDカードについて、その詳しい作り方をご存知でしょうか。

IDカードはその他のカードとは違い一枚一枚異なる情報を埋め込んだり、印字しなければならないため、通常のカードと少し作成フローや必要な情報が異なってきます。

本記事では、そんなIDカードの基本情報や利用シーン、具体的な作成方法まで詳しく解説いたします。

 

IDカードとは?

IDカードは、顔写真や氏名、生年月日などの個人情報が記載・登録された身分証明書のことです。IDカードは、オンデマンド方式という作成方法で作成されるため、登録したい個人情報や写真データがあれば、一枚からでも簡単に作成することができます。オンデマンド方式というのは、デジタル印刷機を活用し、必要な枚数を作成できる方式のことです。

それに対して、通常のカード印刷は、版を使って印刷をします。大量にカードを作成する場合は、コストを抑えて作成することができますが、小枚数の作成の場合はかえってコストがかかってきてしまいます。11枚異なる情報を記載・登録したカードを作成したい場合は、オンデマンド印刷を選択する必要があります。

IDカードは、付帯機能としてさまざまなものを搭載することが可能です。例えば、個別のナンバリング、バーコード、QRコードなどの情報をカードに追加し、より利便性の高いカードを作成したりもできます。

具体的な費用感やより詳細な情報に関しては、このページ(https://cardlab.biz/card/id/)に記載されております。実際に作成を考えられているお客様はこのページをご確認ください。

 

利用シーン

利用シーンIDカードの基本情報を押さえたところで、次は具体的な利用シーンを確認していきましょう。さまざまなシーンで活用されているIDカードですが、本章では、その中から頻繁に使われている3つの場面にフォーカスして解説をしていきます。

学生証

学生証は、学生が学校や大学で身分証明のために使うカードです。学生証には、学生の氏名や学籍番号、顔写真などの個人情報が登録されており、これを使って各施設の出入りや図書の貸し借り、各種申請を行います。

学生証をIDカードにすることで非常にスムーズで人件費を押さえた施設運用ができるようになります。

認定証

認定証は、特定の資格や技能を持つことを証明するためのカードです。例えば、介護士や建築士、運転士などの資格を取得した人が、その資格を証明するために活用します。認定証には、資格の名前や資格取得日、有効期限、所属組織などの情報が記載されています。

IDカード化された認定証では、個人のスキルや資格情報を電子的に管理することが可能になります。カードには、資格情報や更新履歴が記録されており、偽造や不正使用を防止するセキュリティ機能も有しています。また、IDカードには特定の施設や機器へのアクセス権限を付与することも可能なので、資格を持つ人が必要な場所や機能にスムーズにアクセスできるようにすることも可能です。

診察券

診察券は、患者が医療機関で受けた診察や治療の記録を管理するためのカードです。診察券には、患者の氏名や生年月日、保険情報などの個人情報が記載されています。また、診察券には受診履歴や処方箋の情報が記録されており、患者の医療履歴を継続的に管理することができます。

I Dカードには患者の診療情報や処方箋の履歴が電子的に保存されており、医療機関間での情報共有や診療の円滑化を図ることも可能です。

このように生活の中のさまざまなシーンでIDカードは活用されています。

 

ICカードとの違い

ICカードとの違いここまでIDカードの基本情報や具体的な利用シーンについて確認してきました。ここからは、よく間違われるIDカードとICカードの違いについてわかりやすく解説していきます。

機能性の違い

ICカードは、ICチップが埋め込まれているため、外部との通信機能を備えています。具体的な利用シーンは、交通系ICカードなどです。ICチップによって、情報の保存や処理が可能となっています。高度なセキュリティ機能や電子マネー機能などを利用できるのがICカードです。一方、IDカードは基本的にカードに情報が印刷され、物理的な身分証明が主な目的です。個人情報が記載されたカードがIDカードになります。

ICカードの機能を有したIDカードも存在するため、作成する目的に応じて、どの機能が必要かを吟味しましょう。

通信機能の有無

ICカードは通信機能を備えており、リーダーや端末とのデータの送受信や認証が可能です。一方、IDカードは通常、通信機能を持ちません。情報は印刷された文字や画像のみとなります。しかしながら、バーコードやQRコードを印字することも可能なので、そこで詳細な情報を管理することは可能となります。

利用シーンの違い

ICカードは、高度なセキュリティが求められる場面や、電子マネーの支払いなどの機能が必要な場面で使用されます。一方、IDカードは、身分証明や入退室管理など、情報の処理が不要、または高度な情報処理が必要でない場面で広く使用されます。

持ち運びの便利さ

ICカードは、集積回路が内蔵されているため、通常はIDカードよりも厚みがあります。そのため、持ち運びや収納には若干の注意が必要です。一方、IDカードは通常のカードと同様の厚みであり、ポケットや財布に簡単に収納できます。

しかしこれも使用する素材によるので、カード制作会社に相談すれば、薄くて耐久性のあるカードを作成することは全く難しいことではありません。

このようにそもそもICカードとI Dカードはカードを活用する目的が全く異なります。なぜそのカードを作成したいのかを、作成前にしっかりと考えることが大切です。

 

IDカードのメリット

IDカードのメリットIDカードは、様々な場面で利用される身分証明書であり、その使用には多くのメリットが存在します。以下では、IDカードの主なメリットについて詳しく解説します。

リスク回避ができる

IDカードの利用により、様々なリスクを回避することが可能です。例えば、企業において社内の出入り管理やセキュリティを強化する際、IDカードを導入することで不正な出入りを防ぐことが可能となります。また、IDカードには個人の身元情報や特定の権限が記載されているため、権限外の人が社内の機密情報にアクセスするリスクを低減させることができます。さらに、IDカードにはICチップを搭載することで、より安全に、よりスムーズな管理を行うことができます。

コストダウンを図れる

IDカードは、オンデマンド方式という印刷方式で作成をしますが、この印刷方式を採用することで、必要な時に必要な分だけカードを作成することができます。作成枚数が少なかったとしても、作成にあたって版を作る必要がないため、比較的安価にカードを作成することができます。

また、IDカードには様々な機能を追加することができるため、一つのカードで複数の用途で使えるカードにすることができ、結果的にコストを削減することも可能です。

ナンバリングやバーコード、QRコードも印刷できる

IDカードには、個別のナンバリングやバーコード、QRコードなどの様々な情報を追加することができます。これによって、カードの識別や追跡が簡単になり、効率的に個人情報を管理できるようになります。

例えば、IDカードに個別のナンバリングをすることで、リーダーに通さずとも、個々のカードを一目で識別することができるようになります。

また、バーコードやQRコードを印刷することで、カードに情報を追加し、より利便性を向上させることができます。

IDカードには上記のようなメリットが存在します。次章では、IDカードのデメリットについて見ていきます。

 

IDカードのデメリット

前章のように、IDカードにはさまざまなメリットが存在しますが、もちろんデメリットも存在します。メリットとデメリット双方を理解して、最も良い選択をしていきましょう。

IDカードは、身分証明や様々な目的で利用される便利なツールですが、その利用にはデメリットも存在します。特にバリアブルデータを用意する必要があるのはIDカードを作成する時の一つの障壁となってきます。

バリアブルデータとは、カードごとに異なる情報を印刷するために用意する個人情報のことです。例えば、カード所有者の氏名や写真、会員番号などがバリアブルデータとして挙げられます。IDカードを効果的に利用するためには、正確なバリアブルデータを用意する必要があります。

バリアブルデータを用意するためには、個々のカードに対応したデータの準備や管理が必要となってきます。例えば、大規模な組織やイベントでのIDカードの発行の場合、数千、数万といった膨大な数のカードが必要となることがあります。誤ったデータを入稿してしまうと、それがそのままカードに記載されてしまうため、膨大な量の個人情報を適切に管理・入稿しなければなりません。それは、簡単にできることではないため、作成の際には注意をしなければいけない項目の一つとなってきます。

 

IDカードを作成する上で注意するポイント

IDカードを作成する上で注意するポイントIDカードを作成する際には、いくつかのポイントに注意することが必要となります。特に、正確な情報の入手や管理、顔写真やテキストの品質については、納品されるカードの品質に直結する部分なので気をつけなければなりません。

正確な情報を入手する

IDカードを作成する上で最も重要なポイントの一つは、正確な情報を入手することです。IDカードに記載される情報は、個人の身分証明や特定の権限を示すものなので、正確な情報を入手することは非常に重要となってきます。例えば、氏名や生年月日、所属組織などの基本情報は当たり前ですが、間違いのないように入力する必要があります。作成後の出戻りを防ぐためにも、情報を入手する段階から、その正確性をしっかりと担保しながら進めていきましょう。

個人情報の取り扱いに注意する

IDカードには、個人の氏名や生年月日などの個人情報が記載されています。そのため、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。特に、個人情報の漏洩や不正利用を防ぐためには、適切なセキュリティ対策が必要となります。情報の入手から印刷、配布、廃棄までの一連のプロセスにおいて、個人情報がどう管理するのかについては、情報を入手する前に決めておく必要があります。また、情報管理に関連する法律に適合できるように、個人情報の取り扱いに関するポリシーやガイドラインを策定することも効果的です。

顔写真やテキストの印刷品質に注意する

IDカードには、顔写真やテキストが印刷されています。そのため、顔写真やテキストの印刷品質にも十分な注意が必要です。特に、顔写真は本人の識別や認証に重要な役割を担ってくるので、鮮明な写真を入手しなければなりません。印刷時に生じるぼやけやムラなどの問題を事前にチェックし、納品されるカードの品質を担保していく必要があります。

IDカードの作成は、個人情報を取り扱うことになるので、より慎重にカード制作を行っていかなければなりません。スムーズに作成するためにも、上記のポイントを念頭に置いておきましょう。

 

IDカードを導入する流れ

IDカードを導入する流れIDカードの作成・導入は、以下のような流れで行われます。これはあくまで一般的なものなので、追加したい機能や情報によって変化するものではありますが、一般的な流れを理解しておくことはスムーズに制作を行う上で重要な要素となります。

要件の確認

まず最初に行うべきことは、IDカードの導入に関する要件を確認することです。これには、IDカードの用途や目的、必要な機能や発行する人数、準備しておく情報などを明確に把握しておくことが含まれます。要件の確認を行うことで、導入の方向性を明確にし、カード制作会社もスムーズに動いてくれます。

仕様やデザインの確定

次に、IDカードの仕様やデザインを確定させていきます。これには、カードのサイズや素材、ICチップの搭載有無、印刷方法などが含まれます。デザインに関してもどこにロゴを記載するか、カードの色は何にするか、バーコードやQRコードを印刷する場合どこに印刷するかなど、様々な要素を検討しなければなりません。

見積もりと契約

仕様やデザインが確定したら、制作会社から見積もりを依頼し、契約を行なっていきます。要件や仕様が固まっていれば、複数社に見積もりを出して、比較検討した上で最も良い業者に発注することもできます。

印刷

契約が成立したら、制作会社は実際にIDカードの印刷作業に入っていきます。印刷作業だけでなく、ICチップの埋め込みやバーコードの印刷など、必要な加工作業も同時に行われます。

納品

最後に、印刷が完了したIDカードを納品することで、導入のプロセスは完了します。納品されたIDカードは、利用者に配布され、本格的な利用が始まります。納品後のメンテナンスやアフターサポートは業者ごとに異なるため、確認が必要です。

 

まとめ

まとめ本記事では、IDカードの基礎知識から利用シーン、ICカードとの違い、具体的な作成手順などを確認してきました。

利用シーンの章でも紹介したようにIDカードを導入することで管理が効率的になっている事例は数多く存在します。

導入を検討している段階でも問題ございませんので、IDカードにご興味がお有りのお客様は、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

https://cardlab.biz/contact/

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