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2024.03.12

ヘアラインカードとは?利用シーンや作成のポイントを解説

ヘアラインカードとは?利用シーンや作成のポイントを解説ヘアラインカードをご存知でしょうか。

まずヘアラインカードとは、PVC素材のプラスチックカードの一種で、カード表面に髪の毛ほどの細いライン状の傷をつける加工を施したカードのことを指します。

ヘアラインカードは、通常のPVC素材のプラスチックカードよりも高級感があり、実際に企業ブランディングや販促の場面でも活用され、数多くの成功事例があります。

本記事では、そのようなヘアラインカードの成功事例はもちろんのこと、ヘアラインカードの基本情報や利用シーン、作成のポイントまで詳しく解説していきます!

 

ヘアラインカードとは?

ヘアラインカードとは、カード表面に一定方向の細かなラインをつけ、金属を擦ったような質感を出す加工を施したカードのことです。この加工方法をヘアライン加工といいます。

ヘアラインカードは、一般的なプラスチックカードとは異なり、非常に高級感や特別感を感じられるカードなので、特別な用途のカードに適していると言えます。もちろん通常の会員証やポイントカードにも利用されますが、例えば、ゴールド会員に限定してヘアラインカードを使うなど、一つの差別化ポイントとしてヘアラインカードを用いてもいいかもしれません。

ヘアラインカードは、カード表面がつや消しに仕上げられており、箔押し印刷などツヤのある加工方法がより際立つようになっています。そのほかの加工方法とも相性の良い加工オプションなので、高級感あふれる唯一無二のカードを作成したい方がいらっしゃいましたら、ヘアラインカードは最適なカードの一つだといえます。

このページ(https://cardlab.biz/card/hairline/)にヘアラインカードの詳しい情報が記載されています。少しでも、ヘアラインカード作成にご興味がございましたら、是非ご確認ください。

 

利用シーン

利用シーンヘアライン加工の高級感と、PVC素材の耐久性を持ち合わせたヘアラインカードは、生活の中の様々な場面で活用されています。特に特別感や高級感が重要となる場面で重宝されているカードです。本章では、実際にヘアラインカードが利用されているシーンを詳しく解説していきます。

 

会員証

会員制の施設やサービスでは、会員証が発行され、それを使って出入りの管理や会員情報の管理を行うことが一般的かと思います。もちろんそのような事務処理の用途としてカードを活用することもできますが、ヘアラインカードのような高級感のあるカードを長期継続会員や特別なプランに入会している会員の方に限定して発行し、顧客ロイヤリティを高める方法も有効な施策の一つとなります。

ヘアラインカードは、マーケティング施策の一つとして会員証を活用していくのに非常に適したカードだと言えます。

 

VIPカード

高級ホテルや百貨店などのVIP会員向けにVIPカードが発行されることは多々あります。これは、一般会員とは異なる特典や優待を受けるための証明書として機能します。もちろんこのカードは、そのような資格を示すためだけではなく、その会員であることの特別感や優越感を感じさせる狙いもあるわけです。

非常に高級感のあるデザインであるヘアラインカードは、VIP会員にふさわしい特別なカードだといえます。VIPカードには、会員の名前や特典内容などを豪華に印刷することができ、会員に対して特別感を演出することができます。

 

診察券

意外にも、診察券としてヘアラインカードを活用されることは少なくありません。病院やクリニックで患者が受け取る診察券は、信頼性が求められます。ヘアラインカードの高級感は、患者の方々に安心感を与え、その安心感は病院の評判にも間接的にではありますが、つながっていくものだと思います。

裏面にシールを貼ったり、書き込みができる加工を施したりすることで、手書きでスケジュールを記載することもできます。対応できる加工オプションの多いPVC素材だからこそ、希望するあらゆるシーン合わせられるヘアラインカードを作成することができるわけです。

このように、ヘアラインカードは、身近なシーンから特別なシーンまであらゆる用途で活用されていることがわかっていただけたかと思います。次章では、具体的な活用事例をご紹介していきます。

 

成功事例

成功事例前章まで、ヘアラインカードの基本情報や利用シーンについて触れてきました。ここからは、実際にヘアラインカードが導入された事例に注目し、その効果を解説していきます。

餃子の王将

まず1例目が、餃子の王将の事例です。

餃子の王将では、「ぎょうざ倶楽部」と呼ばれるゴールドカードとシルバーカードが発行されています。会員ランクによって毎回の会計から57%の割引を受けられるという特典がついています。このカードを獲得するには、期間内にスタンプを一定数以上貯める必要があります。この仕組みは、ぎょうざ倶楽部の会員になるために足繁く通ってくれる人を創出し、会員になってからも割引特典をつけることで持続的に通ってもらう効果があると言えます。

このように、会員カードの使い方は無限大で、アイデア次第で強力なマーケティング施策になる可能性は多いにあります。

出典:餃子の王将

dカード

次にdカードの事例をご紹介いたします。

dカードは、ドコモのクレジットカードのことです。買い物のご利用金額ごとに、dポイントを貯めることができたり、スマホの保証がついていたりと通信会社ドコモらしいクレジットカードですが、そんなdカードは「dカード」と「dカード GOLD」に分かれています。通常のdカードは基本的にはシルバーの券面で年会費無料、スマホの保証や買い物の際の保険などが付帯しています。それに対して、dカード GOLDは、年会費1,1000円で券面はゴールド、空港のラウンジが利用できたり、国内外の旅行保険、ポイントが貯まりやすくなるなど通常の dカードよりも充実した機能がついてきています。

視覚的にも、実際の機能の充実度を分かりやすく示したり、持っているワクワク感を醸成したりと、券面がゴールドである効果は大いにあると感じます。

出典:dカード

 

ヘアラインカードのメリット

ヘアラインカードのメリット ヘアラインカードの導入には、様々なメリットがあります。これより、ヘアラインカードの主なメリットについて詳しく解説していきます。

ステータスの高さを示せる

ヘアラインカードは、その高級感あふれる券面から、ステータスの高さを示すのに最適なカードだと言えます。会員カードなら、より多く買い物をしてくださる人をゴールド会員にしたり、クレジットカードならより良い付帯機能を利用できる年会費のかかるカードをゴールドカードにしたりと、会員ランクの明確な差別化を行うことで、客単価の向上はもちろん、そのカードを保有するユーザー自身の所有感の醸成も期待できます。

耐久性の高さ

ヘアラインカードは、主にプラスチック素材の一種であるPVC素材を使用するため、非常に高い耐久性を誇ります。これは例えば、会員証や診察券として頻繁に使用される場合でも、長期的に使用できるため、交換の必要がなくコストの削減という意味でも効果的です。

 

ヘアラインカードのデメリット

ヘアラインカードのデメリットヘアラインカードは、高級感や耐久性など、様々なメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。デメリットについても理解した上で、作成を進める必要があります。

制作コスト

ヘアラインカードのデメリットの一つは、制作コストの高さです。ヘアライン加工や箔押し印刷など特別な加工オプションを選択する必要があるため、通常のプラスチックカードに比べて制作コストが高くなる傾向があります。そのため、予算が限られている場合や大量生産を必要とする場合には、ヘアラインカードの制作コストがハードルとなることがあります。

カスタマイズできる範囲に制限がある

ヘアラインカードは、特殊な加工技術や素材の特性から、カスタマイズできる範囲に一定の制限があります。特に、ヘアライン加工や箔押し印刷などの特殊な加工を施した場合には、デザインの自由度や、その上からの加工の制限がかかってきます。何ができて、何ができないのかに関する具体的な内容についてはカード制作会社と相談をしながら進めていく必要があります。

これらのデメリットを回避するためには、事前の計画と準備が重要となります。制作コストを抑えるためには、複数の制作会社を比較検討し、最適な会社を見つけることが重要です。また、カスタマイズできる範囲に制限がある場合には、デザインを工夫したり、アイデアを活かして、ヘアラインカードの特性を最大限に生かしていくなど、事前に様々なパターンを想定しておかなければなりません。

 

ヘアラインカードを作成する上で注意するポイント

ヘアラインカードを作成する上で注意するポイントヘアラインカードは特殊なカードであるため、作成する際に注意しておくべきポイントが通常よりも少々増えてきます。以下では、ヘアラインカードを作成する上でのポイントを詳しく解説いたします。

作成する目的を明確にする

まず、ヘアラインカードを作成する際には、その目的を明確にすることが重要です。カードを作成する目的やターゲット層、記載すべき情報を考慮し、素材や加工方法、デザインを決定していく必要があります。

目的から決めていけば、最終的な成果物は、ヘアラインカードでなくてもよかったり、ほかのカードの方が適していたりするかもしれません。はじめから特定のカードを作ろうとはせず、必要な機能や作成する目的から丁寧に擦り合わせていきましょう。

適切なカードデザインを心がける

ヘアラインカードを作成する際には、適切なカードデザインを心がけることが重要です。実際にそのカード自体にどのような特典があるのかという機能面のみでカードを選択している人もいますが、例えば、そのカードを持っているワクワク感であったり、他人よりも良いグレードのカードを持っている優越感からわざわざ年会費を払ったり、より多くの買い物をしたりする人もいます。

そう考えると、そのような人たちが所有したくなるカードにする必要性をお分かりいただけるかと思います。

 

ヘアラインカードを作成する流れ

ヘアラインカードを作成する流れヘアラインカードの作成は、一般的に下記のような流れで進んでいきます。基本的な流れを確認しておくことで、今どこにいて次何をすれば良いのかがわかるので、スムーズに納品まで持っていけるかと思います。

要件の確認

まず、ヘアラインカードを作成する上で最も重要なポイントは、要件の確認です。前章の「作成する目的を明確にする」のところにも記載しましたが、どのような目的で作成するのか、どのような情報を記載する必要があるのか、その情報をどう集めるのかなど、実際のカードの使用や利用シーンを想定しながら具体的に詰めていく必要があります。

仕様やデザインの確定

次に、ヘアラインカードの仕様やデザインを確定させる段階です。カードのサイズや形状、素材、加工方法などの仕様を決定し、デザインやレイアウトを決定する必要があります。特に、ヘアライン加工や箔押し印刷などの特殊な加工技術を使用する場合には、デザインの細部にも注意を払い、品質管理を行なっていく必要があります。

見積もりと契約

カードの仕様やデザインが確定したら、制作会社と見積もりや契約の段階に進みます。複数の制作会社から見積もりを取り、価格や納期、品質などを比較検討することが重要です。また、契約の際には納品日や納品形式、支払い条件などのすり合わせを済ませておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。契約書には必要な条件を明確に記載し、双方の合意を得た上で契約を締結することが重要です。

印刷

カードの仕様やデザインが確定し、契約が完了したら、制作会社による印刷作業が開始されます。この段階では、品質管理と納期管理が重要となります。特に、ヘアライン加工や箔押し印刷などの特殊な加工技術を使用する場合には、細部まで正確に印刷されているかどうか注意を払う必要があります。また、印刷作業中に何か問題が発生した場合どのように対応するのかも想定しておかなければなりません。もしミスがあり遅れてしまう場合であっても、その場で対応できる余裕を持った進め方ができるとプロジェクトがスムーズに進んでいきます。

納品

最後に、制作されたヘアラインカードの納品が行われます。納品前には、品質チェックや数量確認を行い、不備や欠品がないかを確認します。また、納品方法や日時なども事前に調整し、スムーズな受け取りを行いましょう。

これらのポイントを押さえることで、スムーズなカード制作ができるかと思います。

 

まとめ

本記事では、ヘアラインカードの基本情報から、実際の成功事例、作成に関するポイントなどを網羅的にまとめました。

ヘアラインカードは、特別な加工や印刷を行うため、極一般的なPVCカードよりは制作にお値段がかかってきてしまいますが、出来上がる制作物に関しては、非常に高級感のある特別なものが出来上がります。

実際にヘアラインカードの作成を検討されていらっしゃる方はもちろんのこと、まだどのようなカードを作成するかは決まっていないものの、こういった場面で使うカードが欲しいといったぼんやりとしたイメージがお有りのご担当者様はお気軽にご連絡ください。丁寧にヒアリングを行い、お客様のご状況に最適のカードをご提案させていただきます。

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