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2024.02.09

PVCカードとは?基礎知識から利用シーンまで

PVCカードとは?基礎知識から利用シーンまでいきなりですが、「PVCカード」をご存知でしょうか。

なんらかのカードを印刷会社に依頼して作成しようと思って検索をすると、よく出てくる「PVCカード」というワード。正直なところよくわからない人が大半だと思います。

本記事では、PVCカードの基礎知識から利用シーン、作成のポイントまで解説します。PVCカードについて全く知識のない人でもこの記事を読めば、そのほかのカードと比較検討できる程度の知識は身につけられると思います。

 

PVCカードとは?

PVCカードとは、プラスチック製のカードの代表的なものの一つであり、その耐久性や柔軟性から幅広い用途で利用されています。

PVCカードの主成分である「PVC」はポリ塩化ビニルの略です。ポリ塩化ビニルの持つ柔軟性や耐久性によって、PVCカードは長寿命かつ様々な条件に適応できるようになっています。

PVC以外にも、PETカードやPETGカードなどもプラスチック製カードの代表的な種類として挙げられます。これらのカードも、素材ごとに特有の特性を持ち、異なる用途に適しています。PETは透明性があり、PETGPVCに似た性質があるなど、素材ごとに使い分けながらカード作成をしていく必要があります。

 

PVCの利用シーン

PVCの利用シーン冒頭でも説明しましたが、PVCは柔軟性と耐久性に優れているので、様々なシーンで活用されています。その中でも代表的な利用シーンを細かく解説していきます。

ショップカード

PVCカードはショップや企業での会員証やポイントカードとして広く利用されています。そのコンパクトなサイズと堅牢性から、お客様へのサービス提供や販促活動において、手軽で効果的なツールとして活用されています。

身分証明書

身分証明書としても頻繁に利用され、運転免許証や学生証などと同様に個人の識別や本人確認に使用されています。耐久性があり、長時間使い続ける必要がある場面で、PVCカードは本領を発揮します。

診察券

医療機関では、患者の診察履歴や基本情報を管理する診察券としても採用されています。PVCカードの防水性や耐久性は、清潔な状態を保ちつつ、長期に渡り使い続けることができる理想的な素材となっています。

図書館カード

図書館では、本の貸し出し管理や利用者の識別のためにPVCカードが用いられています。軽量で取り扱いやすく、借りた本の期限や返却状況を効果的に管理できる点が利点となっています。

クレジットカード

日常の様々な支払い手段として、クレジットカードやデビットカードとしてPVCカードは普及しています。PVCカードの信頼性と耐久性は、より高機能なものが求められる金融という場でも評価されています。

 

PVCとはどのような素材なのか

PVCとはどのような素材なのかここまでPVCカードがどのような場面で利用されているのかを確認してきました。ここからは、PVCカードが具体的にどのような素材なのかを紹介していきます。

PVCは、塩化ビニルモノマーを原料として作られた合成樹脂で、その強度と耐久性が特徴です。建築分野でも広く利用され、その信頼性は様々な分野で評価されています。高い耐久性と堅牢性により、長期にわたって使用できる優れた素材だと言えます。

 

PVCカードをオススメする理由

PVCカードをオススメする理由PVCカードの利用シーンや素材としての特徴など基本的な情報はお伝えしてきました。ここからは、実際に何らかのカードを作る場面になったときに、PVCカードを選択すべき理由を説明していきます。カードを作成するとき様々な素材があるので、選びきれないと思っている人も多いでしょうが、PVCカードを選ぶメリットをこの章でお伝えできればと思います。

安価

PVCカードの最大の魅力はそのコストパフォーマンスの高さにあります。他の素材と比較して製造コストが低く、大量生産が容易であるため、企業単位で大規模なプロモーションや会員制度を構築する際に非常に適していると言えます。

加工しやすい

PVCは柔軟で扱いやすい素材であり、さらに加工しやすい特性を持ちます。これにより、カードに様々なデザインや情報を簡単にプリントでき、オリジナリティ溢れるデザインのPVCカードを作成することが可能です。

熱に強い

PVCカードは高い耐熱性を備えており、長時間の使用や高温環境でも問題ありません。これはカードが日常の様々な状況においても安心して利用できることを意味します。

無味無臭

PVCは無味無臭の素材であるため、製品に不快な臭いがつかないという利点があります。とくに身分証明書や診察券など、直接人と接する場面で使用するカード類においては非常に意義のある特性だと言えます。

対化学性(油・アルコール耐性、耐水性、電気絶縁性)

PVCは、油やアルコールへの耐性、耐水性、電気絶縁性があり、様々な環境で安心して使用できることが保証されています。

 

PVCカードの作り方や制作のポイント

PVCカードの作り方や制作のポイントPVCカードの制作は、目的から逆算して進めていくことが重要です。以下は、PVCカードを作成する際の手順やポイントについての詳細です。

目的の設定

PVCカードを作る目的を明確化しましょう。このカードを作成することによって誰にどうなって欲しいのかを決めておくことで、この後のデザインや加工の方法を決めやすくなります。目的によって、予算感やデザイン、印刷方法などが変わってきます。

必要な情報の選定

次にPVCカードに印刷する情報を選定します。これは、名前や役職、会員番号、有効期限など作るカードの種類によって様々な情報が含まれます。正確で分かりやすい情報を記載することで、カードの機能性が向上します。

デザインの決定

まず初めに、PVCカードのデザインを考えていきましょう。カードの用途によっては、企業ロゴや個人写真、個人情報などが含まれます。オリジナルのデザインを1から作るか、既存のテンプレートに当てはめて作成するかの2つの方法があります。デザイン作成を受け入れてくれる印刷会社もあるので、一度相談してみるのも手です。

印刷や加工の方法を選択する

カードに記載する情報とデザインが決まったら、どんな印刷方法にするかとどのような加工方法にするかを決定します。デザインに応じて金額も変わってくるので、こまめに擦り合わせしながら進めていきましょう。

見積もり・納期確認

デザインや加工の方法が決まったら印刷会社に見積もりを取ります。合わせて何時ごろが納期なのかを擦り合わせておきましょう。

受け取り

納期までに完成物を受け取ります。

以上がPVCカードの作り方の大まかな手順になります。大切なことは何のためにそのカードを作るのかをしっかりと言語化することです。そうすれば、デザインや加工の方法を決定しやすいですし、完成後も想定していたものとズレているといったトラブルを避けることができます。少しだけ時間がかかる作業にはなるかと思いますが、トラブルが起きてしまう可能性などを考えると、トータルで見れば効率的なカード作成につながるかと思います。

 

まとめ「自由な加工でオリジナルPVCカードを作成しよう」

まとめ「自由な加工でオリジナルPVCカードを作成しよう」PVCカードは、その耐久性や柔軟性から、様々な場面で幅広く活用されています。本記事では、PVCカードの基礎知識から利用シーン、作成の手順まで詳しく解説してきました。

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